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16- D- 0539 201 6 年 9 月 2 7 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
日本電産株式会社
(証券コード:6594)【据置】
長期発行体格付 AA−
格付の見通し 安定的
債券格付 AA−
国内CP格付 J−1+
■ 格付事由
(1) 総合モーターメーカー。ハードディスクドライブ(HDD)用、車載用、家電・商業・産業用といった各 種モータを手掛ける。HDD 用モータでは世界シェアの 8 割超を握り、競合他社を凌駕している。一方、 HDD 市 場 の 縮 小 な ど を見据 え 、 近 年 は 車 載 及び 家 電・ 商 業 ・ 産 業 用 部 門の 事 業拡 大 に 注 力 し て お り 、 M&Aを継続的に実施。16 年 8 月には E merson のモータ・ドライブ事業及び発電機事業の取得(取得価格 はキャッシュフリー・デットフリー企業価値ベースで 1, 200 百万ドル)を発表した。これは当社の M&A 案件で過去最大規模となり、17/ 3 期第 3 四半期内の完了を想定している。
(2) 車載及び家電・商業・産業用部門の収益貢献度合いが急速に高まっており、トップラインの伸長や利益率 の改善がスピード感を持って進んでいる。同部門の収益は需要拡大や M&A の寄与などを背景に、今後も 高まる公算が大きい。また、HDD モータの収益は圧倒的なシェアや採算重視の事業運営などから、引き 続き底堅く推移すると見ている。事業ポートフォリオの転換を通じ、当面の収益は堅調に推移すると J C R では想定している。一方、16/ 3 期末にネットキャッシュ化を果たすなど財務体質の強化が進んでいたこ とから、過去最大規模の M&A 実施後も、財務構成は大きく悪化しないと考えている。以上を踏まえて、 格付を据え置き、見通しを安定的とした。
(3) 17/ 3 期営業利益は国際会計基準ベースで 1, 300億円を見込んでいる(17/ 3期より国際会計基準を適用。 同基準の 16/ 3 期営業利益は 1, 179 億円)。車載及び家電・商業・産業用部門の利益率の改善が継続してお り、同部門の収益貢献の高まりが増益のけん引役となる見通しである。なお、17/ 3 期第 1 四半期の営業 利益は円高などのマイナス要因がある中、四半期の過去最高益を更新した。
(4) 近年は収益力・キャッシュフロー創出力の向上や C B の株式転換などにより、財務構成の改善が進展。 16/ 3 期末の財務諸指標は親会社所有者帰属持分比率 55.4%、DE R0.39 倍となった。当社の格付には財務 規律を重視する財務運営方針を織り込んでいる。これまでのところは継続的な M&A を実施する中でも、 財務構成に大きな悪影響は及んでいないと判断している。ただし、当社は今後も大型 M&A の実施を示唆 している。引き続き、財務運営方針が適切に機能するか注視していく。
(担当)関口 博昭・川越 広志 ■ 格付対象
発行体:日本電産株式会社 【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 AA- 安定的
対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
第 1 回無担保社債(社債間限定同順 位特約付)
650 億円 2012 年 11 月 13 日 2017 年 9 月 20 日 0. 386% AA-
第 2 回無担保社債(社債間限定同順 位特約付)
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対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
第 3 回無担保社債(社債間限定同順 位特約付)
200 億円 2012 年 11 月 13 日 2022 年 9 月 20 日 0. 956% AA-
第 4 回無担保社債(社債間限定同順 位特約付)
500 億円 2013 年 12 月 25 日 2016 年 12 月 20 日 0. 207% AA-
対象 発行限度額 格付
コマーシャルペーパー 1, 000 億円 J - 1+
格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2016 年 9 月 21 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎
主任格付アナリスト:関口 博昭
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「電機」(2011 年 7 月 13 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 日本電産株式会社
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則
17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■ 本件に関するお問い合わせ先